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土地の購入に関しての注意点

2025/3/12

Q土地を購入しようと思っていますが、不動産業者さんの説明と現地の状況が異なるように思います。
このまま購入していいでしょうか?

 

A, 土地の購入を検討しているのに、業者の説明と実際の土地の形が異なって見える場合は、
慎重に確認する必要があります。以下の手順で対応することをおすすめします。

 

1. 公図や登記簿を確認する
法務局で取得できる 「公図」や「登記簿謄本」 を確認し、業者の説明通りの

土地かどうかをチェックしましょう。

公図 → 土地の位置や形を確認できる
登記簿謄本 → 所有者、地積(面積)、権利関係がわかる
→ 方法:
全国どこの法務局でも取得できますし、オンライン(登記情報サービス)でも取得可能です。

 

2. 測量図の確認
土地には 「確定測量図」や「地積測量図」 というものがあります。

確定測量図があれば、実測と登記の情報が一致しているか確認できます。
地積測量図は法務局で取得できます。作成日が古いものは現地復元が不明確な可能性もあるので注意。

 

3. 境界標(杭)を確認する
土地の境界を示す杭(境界標)があるかどうか確認してください。

境界標がない場合、隣地とのトラブルになる可能性があります。
必要に応じて、隣地の所有者と境界立会をすると安心です。

 

4. 現地調査と第三者の意見を聞く
上記の資料を持って、土地家屋調査士に相談すると、客観的な意見をもらえます。

 

5. 不動産業者に再確認する
「業者の説明と違うように見えるのですが、測量図や登記情報と一致しているか確認させてください」と伝える。
具体的にどこが異なるように見えるのかを写真などで示し、説明を求める。

 

6. 購入を急がないこと
少しでも疑問がある場合、契約を急ぐ必要はありません。
「後からトラブルが発覚した」ということにならないよう、納得できるまで確認しましょう。

 

→ まとめ
法務局で公図・登記簿を確認
測量図の有無をチェック
境界杭を現地で確認
必要なら土地家屋調査士に相談
業者に再確認し、納得できるまで契約をしない

このような不一致は、後々のトラブルの原因になりやすいので、しっかり確認することが大切です。