保安林とは
2024/11/26
保安林(ほあんりん)は森林法によって定められた森林の一種。
木材生産ではなく、水源の保持・土砂災害の防止・生活環境の向上などの
森林が持つ公益的機能を重視し、機能を発揮することを一般の森林以上に
期待された特別な森林です。
森林が保安林の指定を受けているかどうかは、基本的に登記簿を見て調べます。
地目の欄に保安林と記載されているのが原則です。
所有する森林が保安林に指定されると、固定資産税、不動産取得税、特別土地保有税の免除や、
相続税、贈与税の控除などがあります。
また、造林補助金の額の加算といった助成を受けることができるようになります。
しかし、立木の伐採等の規制が厳しく、結果として開発が困難になります。
行為を行うには、知事の許可等が必要であり、保安林としての指定が解除されない限り、
他の地目への変更の登記をすることはできません。
保安林の地目変更登記の手順
事前相談と確認: まず、保安林が指定されている区域かどうかを確認するため、
管轄の森林管理署や市町村役場に相談します。
保安林指定区域での地目変更には、森林法に基づく解除手続きが必要です。
解除審査と許可: 申請内容が審査され、必要な条件が満たされている場合に限り、
解除が許可されます。
許可が下りた後、正式に保安林指定が解除されます。
この過程には、数ヶ月以上の時間がかかることが一般的です。
保安林って税とか優遇されることもあるみたいですが、
勝手に伐採等も出来ないので自分の土地じゃないような・・・
相続とかで取得することになった場合とかは大変そうですね💦