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最近読んだ本の紹介

2024/10/1

日本の博物学者である南方熊楠の生涯を描いた本。
和歌山に生まれた南方熊楠は規格外の好奇心で
那智の山林にこもり、粘菌の研究にふける。
百科事典を丸覚えしては、東洋、西洋問わずあらゆる学問を吸収する。
海外に渡り大英博物館で研究を続けるも、暮らしぶりは困難を極める。
それでも学問を続けて自分探しに没頭する。
なかなかまねのできない暮らしを継続できたのは
酒造を経営している弟の常楠の協力なくしてならない。
学問を継続することで昭和天皇を艦上で進講するまでになる。
経済観念の無さその人格を疑わせる場面もあるが
何か人を惹きつける魅力ある熊楠の一生にせまる。