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登記のメリット、デメリット

2025/7/8

未登記建物の主なパターン

  1. 家全体(一棟)未登記
    古い家屋などに多いケースで、建築当初から未登記のまま放置されている。
  2. 増築部分が未登記
    母屋は登記済みでも、後から増築した部分を登記していない場合。
  3. 未登記のまま所有者が死亡
    相続が発生した際に、登記されていないことで相続手続きが煩雑に。
  4. 以前あった建物が滅失登記されていない
    解体済みであっても、法務局に正式な「滅失登記」がされていないケース。
  5. 建ぺい率・容積率オーバーによる未登記
    違法増築などで基準を超えており、登記ができない(または敬遠されている)状況。
  6. 昭和以前の建物に多い
    当時は現金一括建築が主流で、住宅ローンが不要だったため未登記が多く見られる。

 未登記のデメリット

  • 融資が受けられない
    住宅ローンやリフォームローンの審査対象にならず、資金調達が困難に。
  • 売却が難しい
    買主も融資が受けられず、現金一括購入が前提となるため売却先が限られる。
  • 相続時に手続きが煩雑
    書類がそろっていないと、登記のために時間と費用がかかる。
  • 登記時に多額の費用が必要
    専門家への依頼や図面作成などで数十万円かかる場合もある。

 登記するメリット

  • 権利・財産が明確になる
    誰の所有物かが明らかになり、境界問題なども回避できる。
  • 融資対象になる
    正規の資産として金融機関に認められ、資金調達の幅が広がる。
  • 相続・売買がスムーズに進む
    法的にも第三者にも認められる証拠となり、安心して手続きができる。

まとめ
未登記のままでは、いざという時に不利益を被る可能性が高くなります。

ご自身やご家族の将来のためにも、一度不動産の状況を確認し、

必要であれば土地家屋調査士に相談することをおすすめします。