境界確定測量と現況測量の違いについて
2025/2/27
①境界確定測量
目的:
土地に正確な境界の設置
特徴:
- 隣接地の所有者と立ち会いを行う
- 法務局の地積測量図や公図などの資料をもとに、境界標の対象を確認。
- 境界標を設置し、境界協議書を作成します。
- 境界を現地に明示、境界確定図を作成。
活用されるケース:
- 土地の売買(境界が確定済)
- 境界トラブル防止(将来的な紛争防止)
②現況測量
目的:
土地の現況
特徴:
- 境界確定せず、現地の状況を知る
- 隣接地の所有者と立ち会いを行わない
活用されるケース:
- 建物の設計・建築計画
- 土地の売却(実測と公簿地積の違いを知る)
- 開発や造成計画(敷地の形状を把握)
まとめ
項目 | 境界確定測量 | 現況測量 |
目的 | 正確な境界の確認 | 現在の地形の把握 |
隣接地境界立会 | 必要 | 不要 |
境界標設置 | 必要 | なし |
測量による図面 | 高い(公的証明にもなる) | 低い |
主な用途 | 売買、相続 | 建物設計 |