知って得する境界標知識
2025/9/27
境界標は境界の点や線の位置を表すための標識です。
境界標の頭部には、境界点の位置を特定するしるしが付いています
境界標の種類

【境界標が無くなってしまう主な事例】
1. 自然災害による移動や消失
傾斜地の土砂崩れ・地震による地盤の変動
山間部や斜面に設置された境界標は、
洪水や大雨による流出
水路沿いや低地にある場合、
2. 工事による撤去や破損
道路工事・上下水道工事・電柱設置工事
工事業者が境界標の存在に気付かず、
ブロック塀やフェンスの新設
境界付近に工作物を築造する際、
3. 盛土や舗装で埋没
宅地造成や駐車場整備
盛土やアスファルト舗装の下に埋もれてしまい、
庭のリフォーム
花壇や砂利敷きで覆ってしまい、
4. 物理的な破損
車や重機による踏みつけ
角杭や金属プレートは車のタイヤやショベルの下敷きになりやすく
境界標頭部の欠損
十字や矢印の刻印部分が削れたり欠けたりすると、
5. 経年劣化
木杭の腐食
雨水や湿気により数年で朽ちて消失することがあります。
金属製標識の錆や摩耗
長期間の風雨で腐食し、破損・変形するケースもあります。
管理の工夫
年に1~2回、境界標を点検する習慣を持つ(
事前に土地家屋調査士へ境界標の存在を伝える。
「地積測量図」「境界確認書」の写しを必ず保管しておく。
移動や破損を発見したら、早めに土地家屋調査士に相談して復元する。
「杭を残して悔いを残さず」です☆
