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筆界未定地について

2025/1/10

筆界未定地(ひっかいみていち)とは、過去に筆界が決められず、

処理が先延ばしにされている土地のことです。

国や地方自治体が実施する「地籍調査」「登記所備付地図作成作業」など

の事業で土地の筆界(境界)が確認できなかった際に、

筆界未定地として処理されます。

 

その原因として過去に境界確定が行われていない、

当事者間で境界に関する争いがある等があげられます
筆界未定地になっているかどうかは法務局に備え付けられている地図(公図)を見た際に

所有地の地番が+表示(プラス表示)になっていることで確認ができます。

 

筆界未定地の公図は、長い年月が経過していることが多く、

現状の土地の形状や利用状況と一致していない場合があります。

そのため、測量や公図訂正申出手続きによって修正が求められます。

 

筆界未定地に関連する土地取引や開発を進める際には、この公図をもとに

土地家屋調査士に依頼して、境界の確定手続きを進めることが必要です。