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「権利証」と「登記識別情報」について

2024/10/15

「権利証」と「登記識別情報」は、不動産の所有権に関する重要な
書類ですが、それぞれ役割が異なります。

 

1. 権利証
「権利証」は、不動産登記法の改正前(平成17年3月7日以前)に使われていた
書類です。不動産を購入した際、所有権が移転登記されたことを証明するために
発行された書類で、「登記済証」とも呼ばれます。
この権利証は所有権を確認する重要な証拠となり、不動産の売買や
相続時に必要です。

 

2. 登記識別情報
平成17年3月7日に不動産登記法が改正され、それ以降は「権利証」に代わって
「登記識別情報」が発行されるようになりました。これは不動産の登記に
関する12桁の英数字のコードが記載されたもので、電子的な管理を可能にするために
導入されました。

「登記識別情報」は紙の証明書ではなく、識別情報通知書に記載された
12桁の英数字で構成されています。この情報は厳重に管理される必要があり、
他者に知られると不正利用のリスクがあります。